生産者になってJPYC決済対応のWeb3商店街への出店を目指す記録 - 1話「土づくり・畝づくりの回」

こんにちは、Web3 Gallery運営者です。
突然ですが、野菜作りを始めることにしました!
なぜ、野菜作りを始めたのか
私は畑仕事の経験は全くなく、野菜作りについても知らないことだらけです。
そんな自分ですが、これから少しずつ土に触れ、手を動かしながら学んでいこうと思っています。
というか、なぜ今、野菜作りを始めたのか。
理由は一つではなく、いくつかあります。
40代になって、子どももだいぶ大きくなり、自分の時間を作れるようになってきたこともあります。振り返れば子どもの成長はあっという間です!
この先の一度しかない人生を考えたときに、趣味としても、仕事としても、長く向き合えるものを持ちたいなと思う気持ちが強くなりました。
今日から始めても遅くない!という言葉をもとに、今から始めれば、50代になったときには数年のキャリアになるという未来の楽しみを胸にチャレンジすることを決めました。
もともと私はサッカーやフットサルをやっていて、最近はほとんどできていませんが、やっぱり外で体を動かすことは好きです。
本業はITエンジニアなので、どうしても日々の仕事はデスクワーク中心になります。
だからこそ、外で体を使いながら、季節や天候の変化を感じられることに、以前より強く惹かれるようになりました。
もちろん、農業や野菜作りを簡単なものだとは思っていません。
昨日までは経験がなかったので、そう頭では分かっていました。
そして今日、ほんの少しだけ実際に手を動かしてみて、その大変さを早くも体で分かりました。
思った以上に体を使うし、思ったようには進まない。
自然相手だからこそ、自分の都合ではどうにもならないことも多い。
頭で想像していた以上に、現場には重みがあると感じました。
だからこそ、軽い気持ちで「やってみたい」と言うのではなく、まずは一から勉強しながら実際にやって失敗して少しずつ経験を積んでいきたいと思います(エンジニアの新人時代のように)。
もう一つ、大きな理由があります。
私はエンジニアの仕事では、マネジメントやリードの役割を担うこともあります。
今の仕事には今の面白さがありますし、できる限り長く現役でやっていきたいと思っています。
ただその一方で、ここ数年、特にAIの進化によってソフトウェア開発が大きく変わり始めています。
Claude CodeなどのAIコーディングエージェントの民主化により、正直言って、コードを書くこと自体の価値が下がってきていると感じる人も多いのではないでしょうか。
設計・実装に要する生産性が爆上がりして、今はそれが通常運転になり、もう驚くことはないけれでも、とても便利になって他のことに時間をかけられることになったのも事実です。
でもその反面、ソフトウェアのものづくりが変わってしまったので、その部分につまらなくなってしまったと思う自分もいます。
そんな中で、野菜作りには強く惹かれるものがありました。
気候、土、水、虫、季節...。
思い通りにならないことがたくさんある。
だからこそ、試行錯誤する余地があるし、自分の手で向き合う意味がある。
うまくいくかわからないけれど、だからこそ面白い。
よく再現性、再現性って言われますよね。
野菜作りや農業の分野でも再現性という言葉が使われるケースがあるのかもしれないけれど、
そんな簡単な括りに当てはまらないことにチャレンジしたいと思ったのです。
もう一度、自分の手で何かを作る感覚を取り戻したい。
そう思ったときに、野菜作り(農業の修行)は自分にとってめちゃくちゃテンションが上がったのです!
さらに言えば、農業の世界には、人手不足や担い手の高齢化など、以前から言われている社会課題もあります。
自分一人にできることは微力であることは分かっています。
大きなことを言うつもりはありませんが、将来的には社会課題に対しても向かい合って、何かしらの形で社会貢献できる人になれたらと考えています。
そして、もう一つの目標があります!
現在、Web3 Galleryで、JPYC決済が可能なWeb3商店街の実装を進めており、大詰めの段階となってきました!

プラットフォームを作る側にいますが、いつかはそこに生産者として出店する側にもなりたいと思っています。
ソフトウェアを作る側だけでなく、自分で育てたものを届ける側にも回りたいという大きな目標です。
今のところのロードマップは、まずこの1年、小さな区画(16㎡(4x4))で野菜作りを経験すること。
そこで土台を作ったうえで、その先はもう少し広い場所で本格的に取り組み、生産者として経験を積んでいきたいと思っています。
そして最終的には、Web3商店街への出店だけでなく、地元のスーパーや直売所などでも、自分で育てたものを自分の名前で並べられるようになりたい。
5年後には、農業を自分の仕事の一つと言える状態を目指したいと思っています。
野菜作りの準備
まずは、畑で作業するための服装や道具を揃えるところからスタートしました。
動きやすい服装であることはもちろんですが、畑では土で汚れるのが前提なので、汚れても気にならない靴や長靴、軍手は最低限必要だと感じました。
天気のいい日は日差しも強いので、帽子が必要ですよね。
もう日本は1年の半分が夏みたいなもんですからね...。

服装は上の写真のような感じです。
上着はユニクロのUVカットのものを羽織って、中はTシャツ。ズボンはドンキで買ったジョガーパンツ。長靴と軍手もドンキで調達しました。
土づくり
いよいよ、実地での畑作業です。

そもそもですが、野菜は肥料と水を与えるだけで育つというわけではない、ということでした。
野菜ごとに育ちやすい条件があり、そのためにはまず根が伸びやすい環境を土の中につくることが大切になるそうです。
土づくりで大事なのは、ただ栄養を足すことではなく、水はけ、通気性、保水性、そして養分を保つ力のバランスを整えることです。
根がしっかり張れる土であること、余分な水が抜けること、必要な水や肥料はきちんと残ること。
そういう土の状態が、野菜づくりの土台になると学びました。
土づくりは物理性・化学性・生物性を整えることが大切だとされていて、通気性や排水性、保水性、微生物の働きまで含めて土の状態を見ることの重要性があるとのことです。
また、堆肥などの有機物を混ぜることで、土がやわらかくなり、水分や肥料を保ちやすくなるとも学びました。
見た目にはただの土でも、その中の状態が野菜の育ち方を大きく左右する。
水をあげればいい、肥料をまけばいい、という単純な話ではないのだと最初の段階から実感しました。
正直、始める前は「まず植えること」がスタートだと思っていました。
でも実際には、その前の土を整える工程こそがかなり重要であり、
ここをおろそかにすると後から効いてくるんだろうな、と感じました。
畑作業に必要な用具と資材
今回の作業で必要になったもの、これから露地で野菜を育てていく上で必要になりそうな物を整理しました。
鍬(くわ)
土を起こしたり、混ぜたり、畝をつくるための基本の道具。
スコップ
堆肥や肥料を入れたり、土を動かしたりするときに使う。
とんぼ(レーキ)
耕した土の表面をならして、畝の形を整えるために使う。
じょうろ・ホース
植え付け後や乾燥が続くときの水やり用。
肥料
野菜の生育に必要な栄養を補うためのもの。元肥として使うものと、育ってから追加する追肥がある。
石灰資材
酸性に傾きやすい土を整えるために使う。日本の土は酸性寄りになりやすく、野菜づくりの前に調整することが多いようです。
堆肥・有機物
土をふかふかにして、水分や養分を保ちやすくするための土台づくりに役立つもの。
マルチ
畝の表面を覆う資材。雑草対策や乾燥防止などに重要な役割を果たします。
こうして並べると、野菜作りは「植える」以前に、必要な用具や資材をどう揃えるかも大事なんだなと思います。
必要なものを必要なときにすぐ買える環境があると作業の流れが止まらないし、初心者にとってはかなり助かるはずです。
生産者にとっては、こういった商売道具となる用具や資材は調達が必要になるので、必要なものを迷わずクイックに買えるサービスがあるのでしょうが、エンジニアなので、そういったデジタル面も視野に入れていきたいなと感じました。
土起こし
まずは畝(うね)づくりの前に、土をしっかり起こしていきます。
土起こしの目的は、野菜が根を張りやすいように土をやわらかくすること、水や空気が通りやすい状態にすること、そして土の中の状態を整えることにあります。
土を耕すことで、根が伸びやすくなり、土の中の通気性や排水性も良くなります。
深く耕すことで根が広がる範囲を増やし、水分や養分の保持力、排水性の改善につながるようです。
今回の作業では、鍬でしっかり耕して、そのあと肥料と石灰をまきました。
さらに、とんぼで表面をならして、次の工程に進みやすいように整えていきます。
文字にするとシンプルですが、実際にやってみると、これが思った以上に体力を使いますし、難しいかったです。
身体で覚えていくものなんだなと改めて感じましたし、マジで面白い!!


畝づくり
土を起こしたあとは、畝をつくっていきます。

畝をつくるのは、地表より少し高く土を盛ることで、水はけや通気性を良くするためです。
畝にすることで雨が降ったときに水がたまりにくくなり、根が傷みにくくなりますし、根が伸びるスペースも確保しやすくなります。
また、畝は日が当たりやすく、地温が上がりやすいこともあって、生育を助ける面もあるそうです。
今回はだいたい15cmくらいの高さを目安にしました。
植える場所と通路がわかれるので、見た目も「畑らしくなってきたな」という感じがしました。
つまり、通路の確保が目的にもあるようです。

マルチを張る
畝ができたら、その上にマルチを張ります。
マルチは、畝の表面をフィルムなどで覆うことで、土の乾燥を防いだり、地温の変化をやわらげたり、雑草が生えにくくなったりするための資材です。
さらに、雨で肥料が流れてしまうのを抑えたり、土はねを減らして野菜を汚れや病気から守る効果もあるそうです。
今回はフィルムをしっかり張って、端や角を土で押さえて飛ばないようにしました。
これも見た目以上にコツが必要で、たるまず張ること、でも無理に引っ張りすぎないこと、その加減がなかなか難しい。
こういうところにも、経験の差が出るんだろうなと思います。
マルチひとつ取っても、ただビニールをかぶせているわけではなく、野菜が育ちやすい環境を整えるための工夫の積み重ねなんだと感じました。

次回は種まき・苗植え付けの回
今回は、植える前の準備までを実施しました。
ご指導くださりながら、進められたことでなんとかできた感じです。
次回はいよいよ種まき、苗を入れていくことになりそうです。
夏野菜をやるなら何がいいのか、初心者でも育てやすいものは何か、そのあたりを考えて選んでいきたいと思っています。
初めてなので、まずは早めに収穫できて、小さくても成功体験を得られるものを選ぶのがよさそうだなと思っています。
もちろん簡単にいくとは思っていませんが、最初のひとつをちゃんと育てて収穫できたら、それが自信とさらなるやる気につながるかなと思っています!
Web3商店街の実装もいよいよ終盤です。
出店者の申請から商品登録・注文管理までのフロー、ユーザー側のカート登録からJPYC決済までを本番チェーンでテストしつつ、最後までしっかり磨き込んでいきます。
早い段階で出店してくださる農家さん、生産者さん、クリエイターさんを募集しておりますので、ご興味ある方はお問合せフォームやXでご連絡いただければ幸いです。
既に産直系のECやJPYC決済対応の販売チャネルで活動されている方にとっても、既存の販路に加える選択肢のひとつとして見ていただけたら嬉しく思います。
何かを奪い合うというより、生産者様のそれぞれの活動や販売チャネルを少しずつ広げていくような場にしていけたらと考えております。
JPYCは加盟店登録不要です。
Web3商店街では、決済手数料1%のみなので、一般的なECの手数料10〜15%の世界とは異なります。
そして、Web3商店街を通じて、微力ながらもJPYCの流通に貢献できればと考えております。
引き続きよろしくお願いいたします!
